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日時:10年10月20日 15:00
場所:新UDCK 参加者メンバー: 柏の葉駅周辺に住んでいる住民の方 先生方 学生 【1】柏の葉駅周辺について Aさん ◆柏の葉に来た経緯 柏の葉に来る前は松葉町の分譲マンションに住んでいた。松葉町が好きだったので、できるだけ近い場所を新居に選んだ。交通の便がよく、バリアフリーに対応しているのも魅力だった。 ◆まちの活動 柏の葉の街は新しいが、住んでいる人は高齢者も多い。若い人々に取り残されないように、いろいろなことに首を突っ込み、アクティブに生きたいと思った。まちのクラブ活動にはKFV(クラブハウス)に行ったことがきっかけで参加している。UDCKの活動はどちらかというと小難しく感じた。新旧の住民の関わり合いもあり、流山やつくばから訪れる人もいる。「こもれび」というクラブではマンションに住むお年寄りでお茶会を開いている。部屋にこもってしまっているお年寄りの数は潜在的に多いのではないだろうか。しかしプライバシーの尊重とのバランスは保たなくてはならず、難しいところである。「はちみつクラブ」にも参加している。二番街の工事現場に養蜂場があり、マルシェで蜂蜜を販売したりもしている。しかし工事が終わると養蜂場を撤退させなくてはならず、現在ららぽーとの屋上に移転できないか掛け合っているところである。その他、体操のクラブにも参加している。 ◆提案への期待 ぜひ高齢者のことを考えて提案をしてほしい。例えばお年寄りにとって街に小さい子供がいることは楽しそうに思えるが、実際はそうでもない。また現在のまちの活動にも言えることだが、始めるのはいいが、存続の方法も考えなくてはならない。 Bさん ◆柏の葉に来た経緯 松葉町にある住宅都市公団のコーポラティブハウスに30年間住んでいた。住んでいる世代が同じで転勤族も多かったことで、住み続けることが難しくなった。老後どうするかを考えた時に、一戸建てに住むという選択肢もあったが、ここまでコミュニティという点にこだわってきたならと思い、柏の葉のマンションに移り住んだ。 ◆まちの活動 かしはなプロジェクトのボランティアスタッフをしている。駅前の花壇の水やり、花がら摘み、植え替えなどをしている。また田中地域の畑を借りて栽培を行っている。以前住んでいた松葉町では食につながる植物を栽培しており、こちらでも続けたかった。その他ウォーキングクラブや「こもれび」の活動に参加しており、毎日何かしらしている生活を送っている。以前は学童保育の団体を設立したことがあった。 ◆提案への期待 マンションは3階でも風が強く、植物の栽培など半屋外が有効に活用できない。建設分野にはそういったシミュレーションも必要である。その他マンション内でセキュリティがなく自由に使えるオープンスペースはない。また行政の近隣センターのような拠点となる場があればいいと思う。UDCKがもっと入りやすいところであって欲しい。自販機を設置したらどうか。 Cさん ◆柏の葉に来た経緯 高校までを北海道で過ごした。就職した時に逆井の社宅に住み始めた。その後転勤などでアメリカ、練馬、上海、つくばと住む場所を変えてきた。いろいろと検討した結果、都会の利便性と田舎の利点を併せ持つ柏の葉に住むことに決めた。 ◆まちの活動 三井不動産のサービスはすばらしい。しかしマンションとしての活動よりむしろ東大や千葉大、UDCKなどがあったおかげでいろいろな活動に参加できている。現在では10のクラブ活動に参加している。はじめは県民プラザで行われた千葉大の先生の体験学習セミナーに参加した。これをきっかけに柏市国際交流協会の英会話教室、千葉大で行われる「ピザ窯」、木曜日の13〜17時に東大の食堂で行われる「さんさんクラブ」、柏市中央公民館で行われた「地縁の会」、有志で立ち上げたららぽーとでの「男の井戸端会議」などに参加している。ららぽーとはみんな集まりでよく使っている。ゴルフ大会にも参加する。 ◆提案への期待 飲みに行く店や遅くまで開いている店がない。また国際キャンパスタウンと謳っている割には、国際色や学生の街という感じがしない。またここの都市計画は今のような開発が考慮されたものではない。学生を見込んで駅前にお店などはできないだろうか。学生の街であれば地域の人にとっても暮らしやすい街になると思う。そもそもアーバンデザインセンターの目指すものとは何か。今か10年後か100年後か。中を良くしていこうとするものか、外に発信しようとするものか。 Dさん ◆柏の葉に来た経緯 横浜市出身。都内の大学を卒業後に結婚し、都内で暮らしていた。その後柏の葉公園付近の社宅に移り住んだ。この時は全く柏の葉という場所になじみがなかった。夫の転勤が多いこともあり、通勤しやすく、手放しやすい駅前のマンションを購入した。小学5年生の息子がいるが、学区内の小学校が定員オーバーだったため、前から通っていた学区外の小学校に車で送り迎えをして通わせている。マンションだと「新入り」のような見られ方の問題がないが、それでも近所づきあいには注意が必要である。 ◆まちの活動 クラブ活動などについてはポストインや掲示板で知った。今はこのような活動に参加できてとても楽しい。この辺りはぎりぎり徒歩圏内でない地域がリンクしているのでそういう意味では生活に難しさがある。また子供の遊び場が少ないように感じる。マンションに小さな広場があるが、本当に小さな子供しか見ない。小学生くらいの子供はどこで遊んでいるのだろうか。 ◆提案への期待 キャンパスで学生と住民がかかわりを持って、そこを散歩の人が通る。そんなイメージが素敵だと思う。また以前東大が行っていたオンデマンドバスの社会実験がとても便利で良かった。 【2】柏ビレジについて ◆パワポレジュメ補足 □計画について 柏たなか地区が農家の多い地区だったので、柏市は日本風住宅地にしようとした。 東京へ通うような人々が済むだろうと考えられたため、都市的な住宅地にした。 クルドサック方式を取り入れている。 道路はうねうねしているが緑道がまっすぐ通っているので、徒歩ならば不便なく中心部に出られる。 レンガの色、家のデザイン、屋根の勾配など抑え気味な洋風にしたことが成功だったのではないか。 □景観統一と各住戸の個性について 柏ビレジ>支部>街区>最小コミュニティーというヒエラルキーがあり、デザインや設備をそれぞれに対応させながら、各グループで選択できるようになっている。 共同防犯装置はもう使えない状態。火事や盗難などがある1軒で起こったとき、隣接する4軒にも同時にベルがなるようになっていた。 9m以下という高さ制限がある。 柏ビレジ内に3軒ずつ同じ設計のものがあるそうだが、色を変えているため、同じのものがあるようには見えない。 お風呂とリビングが向き合わない等の工夫。 日照を考えて、2階は1階の平面より引っ込んだ平面になっている。 □周辺や施設について 水辺公園には渡り鳥がくる。 商店街のお店は現在殆どない。店舗減少によって、人と出逢う場所がなくなってしまったため、「はなみずき」を開いた。 ラドバーンは戸建てだけでなく、集合住宅(賃貸も)もある。柏ビレジも建築協定を変えて集合住宅をつくるべきではないか。 アメリカと同様に車社会の街になっていて、年を取るとどうしようもなくなる。 静かすぎるという意見も。 環境と景観の統一は現在でも重要だと住民は考えている。 イギリスのイーストボーンの住宅地では英語学校をつくって、学生をホームステイさせている。 ◆ディスカッション □柏ビレジの環境について とてもしずかなので、勉強等の環境には最適。 マラソン、ウォーキングなどもよい。 買い物や交通など生活環境は崩壊しつつあるので、終の住処にするにはどうかと悩む。 いい環境だが、逆に静かすぎたり、鬱蒼としていて怖いという問題もある。 人通りも少なく、道路側に家が面していないので怖いと感じる。 泥棒や露出狂など小中学生を狙った犯罪などが多かった。 コンビニが入って、24H灯りがつくことになって、住人は喜んだ。 北柏からの道はとても歩いていて気持ちがいい。北柏と中野(東京)では駅を降りたときの空気が全然違う。 緑が多いと言っても、イギリスの例に比べれば圧倒的に少なく、密度がかなり高いので、提案の余地があまりない。広場(まちの中心)がないイメージ。 □建築スタジオの提案に対して 建築スタジオの緑道に対して開いた提案に対して、住民の方はとても関心を持っている。 水辺の公園に面した住宅の提案は、公園を借景にして住民同士のコミュニケーションを図るというものだった。それもとてもいい提案だったと思う。 シェアハウスに今すぐ住みたいという住民の方もいた。 □建築協定について 提案を実現させるには建築協定をかえなくてはいけない。 また、住宅で商売はできない決まりがある。←駐車場が1台分しかない。 共鳴しているのは70〜80才の方々。若い人はまだ1戸建てに住みたいという人が多い。 ただ、建築協定を変えて家を立て替えるとなると、70〜80才の人では間に合わない。 空き家はあるが、少ない。あの環境に対して割と安い値段で買えるのですぐ入居する。 □交通手段について TXが出来るまでは北柏まで車かバス。渋滞のような状況でかなり不満があった。 柏たなかまでは信号がなくノンストップでいける。 柏市はミニバスを走らせる予定がないというので、ビレジ独自に走らせようという構想あり。 6000〜7000万の供出金をミニバスなどに運用したいと考えている。 □商店街について 20店舗ぐらいのお店があった。美容院、銀行、レストラン、スーパー、魚屋、八百屋、花屋など、生活に必要と思われるお店はだいたい揃っていた。 今は、歯医者、接骨院など生活にはあまり関係のないようなものしか入っていない。 盆地をでれば、銀行やヨークマートがあるが、年寄りにとって盆地を抜けるのは大変。 □転入居について 子供が大学生になって、柏ビレジから出て行った家族が何軒かある。 幼児、小学生ぐらいの子供を抱えた家族が新たに入居している。 周りのマンションや団地から、安くなったのでといって入居する人も多い。 □文化活動について 柏市は文化的に遅れている。たなか駅の周辺に大人が楽しめる様な博物館や美術館など。 サークル活動は柏ビレッジ内で割と充実している。 ただ、それだけでは老後の精神的な充実には不十分だと思う。 □東急の対応について 東急には住民との窓口が設置されていない。 ビレジの東急ストアは撤退しておきながら、ららぽーとに出店とはどうゆう神経なのか。 □既存のコミュニティーについて 緑化協定や建築協定等の仕組みを全部考え直すいい機会。 団塊の世代の方にもっと積極的に関わってもらいたい。 活性化委員会は、理事会がメイン。20人くらいで構成されている。高齢者フォローやミニバス等の仕組みづくりで分化した時に更に増やす予定。 新住民の方は不便なところを見て入ってきているので、初期の住民とは考え方にずれがある。 人間関係は割と密に作られている。 学校がパソコン教室を主催して、住民が参加している。 緑道沿いの樹木で、1本の木でも緑道側は市が手入れするが、庭側の葉は各個人が手入れしなければいけない。 資産価値を守るのが理事会の役目。 □周辺施設について 柏ビレジの避難場所は花野井小学校。 汚水処理場が2年後ぐらいになくなる。住民が更地にして東急に返さなければいけない? 更地になったら、今の提案を実現する場にしたい。
by uds2010
| 2010-10-24 16:46
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